昇給を狙う
会社員が給料を上げる方法は「昇給を狙うこと」です。昇給したいと思えば簡単にできるほど甘くないと思うかもしれませんが、問題は会社ではなく自分にあるかもしれません。そこで、なかなか昇給しないと思ったら、会社に不満を抱く前にまず自分自身の昇給に対する考え方を洗い直してみましょう。そうすれば打開策が見えてくるかもしれません。
会社から見た「昇進する人」とは
会社員の給料は評価によって決められます。いくら自分が高い価値のある仕事をしていると思っていても、評価を下す人がそう思っていなければ昇給しないのです。会社が昇給に値すると判断する人は、求められている以上の成果を出している人です。本人がもらっている給料に見合う仕事だけをしようと思っているなら、上からはそれ相応かそれ以下の評価を下されてしまう可能性もあります。自分の仕事に対して向上心を持てない人材は、昇給してもその先が期待できないため、昇給がより遠のいてしまうという悪循環が生じやすくなります。しかし、給料以上の成果を出す人材は、正当に評価しないともっと良い条件の企業に転職されてしまう懸念があるため、昇給の対象にあがりやすくなるのです。
仕事に対して積極性を持つことが大切
与えられた最低限の仕事だけをこなす人と自分の仕事の範囲を超えて積極的に仕事をしようとする人なら、後者のほうが圧倒的に好感を持たれるでしょう。自分の許容範囲を超えてまで仕事を抱え込んでしまうことは問題ですが、余力があるなら積極的に仕事を引き受ける姿勢を示すことが昇給につながります。IT系の職種は数値的な評価を下しにくいものも少なくありませんが、与えられた仕事だけをいつも淡々とこなすのではなく、他の仕事にも手を広げていく姿勢を見せるようにすると、積極性のアピールになるでしょう。評価を下す会社にしてみれば、社員が与えた仕事をしっかりこなすことは当たり前のことで、可もなく不可もなくの働きぶりならプラスの評価材料にはなりません。しかし、いい意味で会社側の予想を大きく覆すような働きぶりを見せることができるなら、高評価を受けて昇給も見えてくるようになるはずです。
IT系は専門スキルで勝負できる
IT系は専門知識とスキルによってできる仕事の内容も変わるので、昇給を狙うならスキルアップに力を注ぎましょう。誰もが持っている基本的なスキルに希少価値のあるスキルを加えることで、任される仕事の質が変化するかもしれません。人並み以上のスキルを身につけようと思ったら、人並み以上の努力をしなければならず、仕事終わりや休日の時間を割いてでも勉強しなければならない時があるかもしれませんが、本気で昇給を目指すならやはり努力あるのみです。